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『野外ロケでの電源確保②:ディープサイクルバッテリー』

野外ロケでの電源確保①で使用した発電機のデメリットで
ある騒音性を解決してくれたのは、 下記「G&Yu」製の
115Ahディープサイクルバッテリーです。




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上記商品で電気機器を使うには、インバーターが必要です。簡単に言えば家庭用電源に変換する機械です。インバーターについて詳しくは『野外ロケでの電源確保③:車とインバーター』をご覧下さい。


今回は、ディープサイクルバッテリーはどんな機材をどれくらい使用できるのか?検証してみました。


まずは使用時間の算出方法ですが・・


機材消費電力(w)÷電圧(v)=使用機材電流(A)

バッテリー容量(Ah×0.7)÷(A)=使用時間


となります。主に電圧は12vでしょう。
例えば115Ahのバッテリーで、
100wのライトがどれくらい使えるかと言うと…


100w÷12v=約8A
(115Ah×0.7) ÷8=約10時間


となります。


つまり200wなら、5時間。
そして500wなら、2時間使用出来るという計算ですが、ちょっと罠があります。 


使用電流が高い製品を使うと、バッテリーによっては極端に性能が落ちます。詳しくは『時間率』というものが関係してきますが、簡単に説明すると、だいたいのバッテリーは20時間率で表示されていて、上記商品の場合は115÷20=約5A


5A前後が適正電気機器の目安と言えます。


100wの場合、100÷12÷5=約1Aなので目安以下。
上記の計算式通りの時間使用出来ます。


500wの場合、500÷12÷5=約10Aなので、このときは目安の倍。つまりバッテリーの能力は半分に落ちると考えます。


どれくらい使えるか上記計算式で割り出すと、、



500w÷12v=約50A
(115Ah×0.7) ÷50=約1.5時間
これに能力低下の0.5をかけて、約45分。となります。


ですが実際はインバーターへの負荷などで×0.9〜0.8くらいになるので、30分弱くらいと考えた方が良いかもしれません。



『メリット』 
 ・音がしない。(インバーターの音のみ)
 ・設営が楽。
 ・ガソリン臭くない。

『デメリット』
 ・やや重い。(上記商品で25kg)
 ・充電に時間がかかる。(上記チャージャーで10時間)


比較的短時間で終わる野外ロケには最適と言えるかもしれません。


デメリットの重さを解消するには、2個用意しておいて、1つを使っている間に他を充電する、あるいは、2つで収まるような撮影スケジュールにする。あるいは、他発電装置とうまく組み合わせる、などでしょうか。


容量の小さいものを使うという手があります。参考までに下記製品は重量が10kgと軽いです。が、容量は30Ahしかありません。状況に応じて使い分けるといった感じでしょうか。

密閉型ディープサイクルバッテリーCF-12V33DC
密閉型ディープサイクルバッテリーCF-12V33DC


Power ensure the outdoors. When using a deep cycle battery, it was verified whether can be used how much the equipment.
Method of calculating the usage time.

Equipment power consumption (w) ÷ voltage (v) = use equipment current (A)
Battery capacity (Ah × 0.7) ÷ (A) = available time

For example, say whether 100w lights use much in the battery of 115Ah ...

100w ÷ 12v = about 8A
(115Ah × 0.7) ÷ 8 = about 10 hours

It becomes. In other words, if 200w, 5 hours.
And if 500w, it is calculated that can be used for two hours.





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『野外ロケでの電源確保①:ガソリン発電機』
『野外ロケでの電源確保③:自動車×インバーター』